●日本発のニュース
日本発の国際ニュースがヤケに多い。寒さで震える東京、飛行機がキャンセルになるのは東京だけとは限らない。ロシアや東欧は60年ぶりの寒波で飛行場までまずず行けない。オスロは寒くないのにSASノルウェーのパイロットが集団で風邪休みを届け出という新手の隠れストライキで80便が欠航。

ヤマハの無人ヘリが中国へ売却されていたニュースも写真入りで出ている。東芝がロシアへ潜水艦のモーター部品だかを輸出したので世界的に東芝製品のボイコットが猛り狂ったことが30年近く前にありましたっけ。ま、ああゆう時代ではなくなったけれど、ヤマハの売ったヘリは周りめぐって中国空軍に渡るのだろうか。あちらはすでに無人偵察機をもっているので、かまわないけれど、春暁あたりにヤマハのヘリが飛んできたらまずいわな。

●ホリエモンの買収ゲーム
おどろくほどライブドア/堀江貴文逮捕の扱いは大きい。ファイナンシャル・タイムズ.comはフォードの大リストラ3万人解雇、14工場封鎖記事より上のトップだぞ。負の快挙ですネ。M&Aにまつわる急成長と転落、カラクリと発覚が世間話題になるのは、それだけ一攫千金に血走っている者、英雄視する者とやっかむ奴が自由と民主の資本主義国家ににウヨウヨいるからでしょう。『金がすべて』とホリエモンが豪語するのは、そういう金でどうにでもなる人間をいっぱい見てきた体験談にちがいない。

わたしも一攫千金を企む素質はあるとおもうが、クニを離れて、35年エラク成れないままリタイア年齢を超えますと経済感覚が鈍化して、関心はあってもホリエモンを論ずる下地がない。で、これまでコラムに一度も書かなかったのですが、平凡におもうところコワゴワを書いてみる。

税金逃れする場合は儲けを低く会計操作し、左前でも顧客が欲しい企業は儲かっているように粉飾決算する。ざっくばらんに云えばどの組織でもやってることでしょう。グループ企業内で親銀行がプラスマイナスを操作していますよ。悪辣だと、追加税が課せられるがそこまで。ライブドアは雑多に違法手段で買収して肥え太るのがイケない。それで大きなツラしたからイケない。

で、ザマア見ろ！になってしまった。それにしても転落の速いことツナミの如し。フジTV買収劇のころはホリエモンが無敵の強者にみえたものでしたが・・。人間みなドングリの背比べ、勢いのある者を買いかぶると判断をあやまる。選挙に落ちたときから買いかぶりが消えたのではないか。議員になっていれば東京地検はやりにくかっただろう。

●小泉あやうし
株は各人の責任で売り買いする以上、株価が上がったの下がったの、大損しようと個人のワク内で、社会的な問題ではない。フジの資産が減ろうと上げ潮の日本経済はビクともしない。ビクっとくるのは小泉自民党でしょう。道義的責任というより何につけ開き直る小泉問答は大衆受けしなくなった。さらに靖国問題にゼーリック副国務長官が「日中米の歴史学者による対話」を提唱した。ゼーリックはご存知の親中派、議論すれば日本側劣勢である。小泉支持率は春風をまたず、30％に下落ありです。

粉飾決算を英語でWindow-Dressing,と表現。その手法プロセスは解説よんでもムヅカシイ。（了）