永久(とわ)の愛と共に
陽に照らされた緑の野があった、
せせらぎ流れる谷、
白い雲が浮かぶ高い空、
わたしたちが歩いた緑の野があった。
日に焦げ尽くし、
いまは過ぎ去った緑の野。
せせらぎの谷は消え、
二人の夢を引き裂き、
恋人を連れ去った寒い風が心をよぎる。
わたしたちが歩いた
あの緑の野は何処へいったの?
どうしてあなたは去ったのか、
知る由もなく、
黒雲が陽を隠す日、
なおもあなたを探し求める…
ただ知る、
もう此の地に意味あるものはなく、
見るものはこの世に失せた。
それでもわたしは、
あなたが帰るまで待ち続ける。
幸せでないとあなたが知るその日まで、
あなたの心がさまようあいだは、
あなたは幸せでありえない。
帰れ、わが緑の野の家に
そして再びわたしのもとに。