安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


-------- ----------------------------------
緑の野
------------------------------------------
〈 Mon, 26 Dec 2005 〉



永久(とわ)の愛と共に
陽に照らされた緑の野があった、
せせらぎ流れる谷、
白い雲が浮かぶ高い空、
わたしたちが歩いた緑の野があった。

日に焦げ尽くし、
いまは過ぎ去った緑の野。
せせらぎの谷は消え、
二人の夢を引き裂き、
恋人を連れ去った寒い風が心をよぎる。

わたしたちが歩いた
あの緑の野は何処へいったの?

どうしてあなたは去ったのか、
知る由もなく、
黒雲が陽を隠す日、
なおもあなたを探し求める…

ただ知る、
もう此の地に意味あるものはなく、
見るものはこの世に失せた。

それでもわたしは、
あなたが帰るまで待ち続ける。
幸せでないとあなたが知るその日まで、
あなたの心がさまようあいだは、
あなたは幸せでありえない。
帰れ、わが緑の野の家に
そして再びわたしのもとに。

記:
この詩は懐かしい歌 Green Fields kissed by the Sunの私訳です。わが個人的な意味ではありません。『緑の野』はかけがえのない私たちが住む大地です。詩の中にある「わたし」、「あなた」を地球世界そのものとして、またわたしを「神」あなたを「自分」と読み取るのもいいでしょう。ユニバ−サルに解釈してください。クリスマスのメッセージにかえて。



Pnorama Box制作委員会

ひとこと言いたいなんでも・掲示板へ
筆者へのmailはこちらまで
HOMEへ戻る