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中国のくらい話題
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〈 Tue, 29 Nov 2005 〉
● 中国では『生命』が安い 中国の評判をおとす新しい話題がにぎわっています。経済成長の陰でおこる勝ち組と負け組とかでなく、たとえばにせブランドの製造販売がいっこうに減らないのは、中国人の生活体質ですよ。人身売買や犬猫毛皮市の凄まじい虐待に接すると、そんな風に安易に決めつけたくもなる。 当地ノルウエーで中国人による子供密輸の件からはじめよう。難民一時受け入れ施設から姿をくらましていた中国の子供(18歳以下)4人が、ストックホルムのアパートで見つかった。スウェーデンまで手引きした43歳の中国人男性とレストラン経営の30歳の中国女性が逮捕され、警察によると子供をイタリアかフランスでの強制労働に売り飛ばす計画だったという。 ●利用される日本の旅券 4人の子供は日本のパスポートで入ってきたが、怪しい子供はまっすぐ難民受け入れ施設に収容される。人間密輸の犯人はそれを知っていてホテル代を倹約するのである。女性の経営するレストランで贋の日本人パスポートが11枚見つかり、さらに中国の子供11人の密入国を企んでいたようだ。日本の旅券はどの空港でも出入りが多く、それだけ通りやすいのだろう。それに信用の点でも他のアジア諸国のものより高い。 2年前スタバンゲルのホテルにいた不審な中国人グループも日本のパスポートを持ち、日本人と言い逃れようとしたことがあった。この連中は密入国者で迎えにくるはずのエージェントがあらわれず国外追放された。でも御用にならず、欧州のどこかへ潜り込んでゆく中国人は数百人いるのです。 あるとき、万引きで捕まった日本人という男を確かめてくれと警察から電話があり、わたしが何を言っても『ハイハイ!そおかそうかハーイ』なんて、ケッサクなインチキ男がいた。で、最近のデジタル読み取り式だと発覚しやすいので、密入国には旧式の日本旅券が使われる。 ●年間13万人の労働事故 死亡者 鳥インフルエンザ、油化工場爆発による河川のベンゼン汚染、地震で崩れるレンガ積みの家、黒龍江省での炭坑爆発では150人近く死亡。炭鉱事故で今年だけで3000人、こんな危険な国はない。工場事故で命を落とした者、昨年の統計では13万人以上、今後の中国は増大する交通事故が加わります。それでも中国人は増え続けている。どうしたものか。(了)
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