安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


-------- ----------------------------------
イランと北朝鮮が安堵した平和賞
------------------------------------------
〈 Sat, 08 Oct 2005 〉


>今年は原爆投下60年の節目にあたる関係で、広島の日本被団協と長崎の山口仙二(被災者協議会)、国際原子力機関(IAEA)事務局長のエルバラダイ、万年候補(核兵器削減)のリチャード・ルーガーとサム・ナン、はたまたイスラエルの奇人モルデカイ・ヴァヌヌまで候補にあがっている。私感:エルバラダイとヴァヌヌは絶対平和賞に値しない人物。<

●積年の好悪による私感エルバラダイ

上は、前回の下馬評コラムに書いた私感、一番もらってほしくない人物になってしまった。早速掲示板にやつあたりを吐き出しましたのでご同感の諸子がおられたら掲示板へ。こういうのは積年の好悪感情が噴出し、みっともいいものではない。わかっちゃいるけど、もう少し云い忘れた憤懣を足しておこう。

昨年エルバラダイは、受賞できると思い込んでお祝い準備を整えてウイーンの本部で待機していたところ、ワンガリ・マータイさんに決まってガックリした。ななぜ(to meでなくて)無名のアフリカ女性なのだ、とは言わなかったが、記者にdissapoint をソフトに語っている。このフィルムは受賞発表前と直後にノルウェーTVで放映したが、具合悪いのか、いまは喜びの会見ばかり見せている。

前回はスタッフの前で恥をかいたので、今回は家で夫人と11時の発表をTVで見ていた。驚喜したのはいうまでもない。本部で話しはじめた受賞の弁がいちいち不愉快だった。が、もうよそう。

●業績のないエルバラダイ

世界のリーダーたちが賞賛のコメントを寄せるなかに、この受賞でIAEAの活動が促進され、イランと北朝鮮の査察に弾みがつくという意見が多い。たわけたことを、逆ですよ。ハタミのイランと、北の金正日はエルバラダイがIAEA事務局長でいる限り、安心してウラン濃縮に励めるのです。本気でなのか、おざなりな希望的観測だ。事実はエルバラダイになってからイランへは出たり入ったり、北朝鮮は追い出されたまま進捗なし。

また、テロリストに最初にわたるダーティーボンブは旧ソ連国から渡ることが明白だが、旧ソ連諸国のルーズな核管理にIAEA は手も足も出ない。インドとパキスタンにも無力。大国の後押しがなければ活動できない組織であるというのに、エルバラダイには政治力がない。

核の番犬エルバラダイは吠えない。吠えない犬は愛玩犬、でなければ穀潰しである。IAEAは東京にも事務所を持っている。北の動きをウォッチしているのだろうか、穀潰しだろうか。

さて私なら八つ当たりしても平気だが、受賞を逸した被団協の事務局長・田中てる己氏が『国際原子力機関は世界の平和活動に寄与していない』と答え、これが反対意見の代表として国際メディアに各紙に流れた。将来受賞の可能性をみずから摘み取ることはなかろうに。

本命と思われたマッティ・アティサーリ(フィンランドの前大統領)は近々アナンの要請でコソボ和平の仕上げにまた一働きする。得難い人格。(了)



Pnorama Box制作委員会

ひとこと言いたいなんでも・掲示板へ
筆者へのmailはこちらまで
HOMEへ戻る