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秋の政界、ドイツ渋滞日本に新風
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〈 Wed, 21 Sep 2005 〉
ドイツ選挙は16日にアップした予想(実際は選挙の3日前に書く)どおりの展開になりました。こうなったら何でもあり、国民に見えないところで連合の組み合わせや議会で首相を選ぶより、もういちど再選挙するのが政道ではないか。どの組み合わせになっても連合ではEUを牽引する力がないのです。一ヶ月の政治空白のあと再選挙になる。と、80%勝手な期待をしています。
選挙終盤から、シュレーダーの演説ぶりが何となく気になっていたのですが、僅差でメルケルに負けていながらあの勝利宣言はなんだ。ドイツ選挙で一番議席を失ったのはシュレーダーのSPDです。最も勝ったのが11%を取り第3党にのぼったFDP(自民党)でした。 そこを汲み取って神妙なそぶりをみせてくれてもよさそうだが、保守連合が過半数を割ったからって、あの自信と攻撃性を見ていると60数年前のチョビひげの男が浮かぶのです。気になっていたのだ。アデナウアー、シュミット、ブラント、コールなどにそのような印象はなかった。シュレーダーは歴代で笑顔の多い首相だが、凡人には身のすくむ一面がある。 『一票でも党首は党首でしょう』。小沢一郎は一致協力すると、うわべにしろとにかく認めた。日本の政治土壌は風情があってよろしい。 ところで民主党の前原新体制について;風情がるなあ〜。一応たてまえは挙党体制なのでしょうか、トシヨリは名誉地位におすわりいただいた。実際には若手体制のヤル気が出せそうな布陣でシンクタンクを作ったり……。 よく知りもせず厚顔にいわせてもらえれば、民主党内のことより代表が華々しく外へ出て小泉さんと堂々の討論してもらいたい。小泉人気を横取りすればよいのです。それには次期首相候補の阿部さんより有利な場所に立っている。大衆は古くなったプリンスより元気な新人のほうがおもしろい。一年、武者働きしておもしろい選挙にしてください。(了) 私事:民主党影の内閣に外相-浅尾慶一郎とある。この人は浅尾新一郎のご子息さんですか?HPをみても父君のことは書いてなかった。でも写真は新一郎氏の面影があるようです。 |