安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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夏休みの写真(4)ヨテボリ
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〈 Sun, 14 Aug 2005 〉


ヨテボリを流れるヨータ河を遡って琵琶湖の数倍もある『『ヴェーネルン湖』にはいることができる。そこからさらに4っの湖を運河で結んでバルト海へ出、首都ストックホルムへ通じている。この『ヨータ運河』は多くの水門を登り降りし、一番高い水門は標高92メートル。いまは宿泊観光船が走るだけになった運河を180年のむかしになぜ無理して作ったか、切実な理由がありました。

ノルウェーからヨテボリまで、周囲の豊かな穀倉地帯や林業に適するを森林地帯を車でときに140キロも出して飛ばしながら家内が「ここはもとノルェー領だったのにねぇー」、くやしそうだ。ヨータ河を境に北の沿岸はスウェーデンに併合されるまで、祖父か租祖父の時代はアワー・ランド。ま、欧州では「もとオレの土地だった」たぐいの話しはよく聞かされる。

そしてヨテボリから南の沿岸はデンマークの領地。ヨテボリは辛うじスウェーデンが確保した要港なのです。というのはバルト海にはいる狭い海峡を(2年前だかこの海峡に橋が完成)両岸から抑えるデンマークが腹立たしい通過料を課していた。運河工事は対抗措置として七つの海へ自由に出港できるようむりやりにでも着工したのである。要港を守るため、港の入り口にある島に要塞を築き、後方に堀を巡らして市を整備した。ナポレオン海軍を撃退したこの要塞へ観光船が通っている。

   アルフスボリ要塞     全景

ノルウェーからヨテボリまでの沿岸はマリーンスポーツの避暑地が連なっている。夏だけだろうが、活気がある。対岸の小さな島にケーブルで索引するフェリーがシャトル、無料である。その島にある 海水浴場。売店はない。



●必見-ヨテボリ美術館
美術館の両翼は劇場とコンサートホール、その文化広場に、へたくそなポセイドンの銅像がある。長崎平和の像くらいおもしろくない作品だが、美術館には え、ここにあったの!と、驚く巨匠たちの名画オリジナルがたくさんありました。美術書でおなじみのノルウェー作家の傑作が2枚や3枚じゃない。とにかくいいものが揃っている必見の美術館です。



Pnorama Box制作委員会

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