安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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北朝鮮は韓国にまかせよう
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〈 Mon, 13 Jun 2005 〉


●6カ国協議、ホスト中国は失格
北朝鮮問題は韓国に一任してはどうか。6カ国協議で北の核問題が解決できると本気で思っている人はもういない。3年前は、中国が金体制に絶大な力をもっているとする神話に漠然と「もしや」の期待があったが、胡錦濤中国は意外にひ弱いことがわかった。北朝鮮がパンクしないよう大量支援しながら、燃料不足が深刻な国情にもめげず、北に分けてあげる無理をしながら……コケにされっぱなし。いいんですか、そんなに金体制を守りたいの?正日を叱咤せよ!小泉や陳水扁に八つ当たりしないでほしいな、

中国としては3年もラチのあかない6カ国協議のホスト役は責任とっていさぎよく辞退を申し出るするべきでしょう。国際政治の常識だ。

●米韓同盟は赤信号
10日のブッシュ=会談はワーキングランチを入れて80分、実質50分としても相当突っ込んだ会話ができるはずでなのですが、ダメなんだ。盧武鉉大統領閣下は外交場面では常に衝突を避ける。米側は米韓同盟絡みのあれこれを糾したく、ラムズフェルド国防長官が同席した。しかるに長官は会議後ダルマさんになった。よほど面白くなかったのだろう。

結局、盧の宥和/誘引政策で北を呼び寄せられるか、しばらく様子を見ることに落ち着いたのだが、米韓関係は同盟国として赤ランプが瞬いている。ブッシュの言う『米韓は目標を共有している、ワンヴォイス』は表向きのパッチ当てに過ぎない。

●朝鮮半島ののことは朝鮮民族に
韓国は食料支援、肥料支援に限らず、通商拡大、文化交流に,最近は韓国から金剛山観光がブームになっているという。在韓米軍の再編成規模、作戦計画5029に反対など、北朝鮮を敵国と認識する「韓米安保条約」のよって立つ基盤を韓国側が崩してしまったのである。ほかにも急速な中国接近、北東アジアのバランサー論、日中の仲介役など、お笑いではある韓国はマジなのだ。金大中から盧武鉉へ、次に誰が大統領なっても韓国のこの趨勢は変わらない。

そりゃそうです。分断の悲劇にある同一民族が北の事で他国にとやかく干渉されたくないでしょう。そろそろ韓国独自の進む方向を関係国に示し、イニシアチブとるべき局面がきた。『こと朝鮮半島かけては南北コリアの問題、任せてくれ』と宣言すればよい。北の核放棄については韓国の支援と分離して各国が対北措置を実行に移すまでである。そして国連は北の核開発に制裁措置を決議、ただし韓国の対北支援については配慮するだろう。(了)

追記:盧武鉉大統領に対する支持率30%台に落ち、ウリ党の支持率が10%台に落ち込んだ無惨な現状ではイニシアチブもないか。盧武鉉の視線がその言動と似て焦点が合わない。どこかヘンだとおもったら2重まぶたに整形したという。WHY?



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