●モノローグ
来週から一週間、旅行にでるので、サボっていた仕事に一応のキリをつけようと根つめております。よって今回はお喋りモノローグで気を抜こう。

中国の反日報道関連では産経が広く掘り下げた報道に頑張っておられる。国際メディアの公正なコメントも増えて入て、先日産経が紹介していた中国批判のいくつかの記事はありがたい。が、あれが国際世論の傾向だとおもうと見誤ります。全体的には中国の反日論に沿って日本の右傾とやらを責める論調があいかわらず多い。一昨日だったかCBSの署名記事はその一例です。センセーショナルにサービスするお金で請け負う記者もは大勢いる。それもビジネスで、大宅壮一という巨魁は新聞社から告訴事件だか一筆頼まれて快諾。喜んで帰る記者に『どっち側の支援にしましょうか』？と尋ねたそうです。娘はあんなマネできんだろ！

●CNNネット投票による意識調査
世界の反日はどの程度か、覗きやすいCNNの読者投票では14日を見ると：
　　中国人の反日感情は正当化できるか？　 Yes - 74% No - 26%
　　日本の国連常任理事国入りに賛成か？ yes - 2% No - 98%
目もあてられん数字ですな。投票はCNNへの書き込みなどから北米在住の中国系が多い。総計数千人で少なくはないが、他のテーマにくらべれば参加者は少なく、だいたい良識ある者はこんなものにかかずらわない。といいながらボタンをクリックするわたし。

●中国経済力を誤解する中国人
温家宝中国首相がインド訪問の最後の記者会見で反日デモについて『歴史を反省しない日本に責任があり、常任の資格なし』と発言した。あれは訪問外交中の温家宝に暴徒情報がよく伝わっていなかったのではないか。西側の不信を招いた。中国とインドの経済協力をというのは、主にインドのIT技術と中国の生産力を結びつけようという試み。インドのIT 重役が『われわれはテクノロジーで４年ほど中国に先行している』と、てんで中国をバカにしている。インドと中国のジョイントベンチャーなどトラとパンダを共生させるより難しい。

ところで中国では『我が国の経済発展を、停滞する日米が妬んでナンクセつける』といったことをよく聞くが、中国製ブランドはありますか。GMローバーの買収を中止した上海自動車は雇用数ではるかにローバーを凌駕し、売り上げも高いが欧州車のノックダウン組み立て工場でブランド力がない。

中国の繊維製品が米になだれをうって貿易摩擦をおこしている。そういう話しは日米間でむかしありましたな。日米繊維戦争とかいってちょうどあの頃までいたので35年ぐらい前か、まだ固定レートのころで１ドル360円。中国はちょうどいまあの経済状態にある。嫌もっと悪い。日本が全員中流意識で収入が平均していたのに中国は貧富の差、地域差が甚だしい。中国で今後確実におこる環境汚染は水俣以上だろう。

人の振り見て我が振り直せ……そろそろおしゃべり終わりにしよう。端渓の硯なんか今の人は興味ないでしょうが、中国でもあれ高いんですよね。（了）