安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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コフィ・アナンの不埒と傲慢
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〈 Wed, 30 Mar 2005 〉


●『ヴォルカー独立調査委員会』レポート
連載・キルギスタンの暴徒革命つづきを後日にまわして、アナン国連総長のフラチな弁明について。イラク石油食料交換プログラムの不正取引を究明する『ヴォルカー独立調査委員会』の第2次暫定レポートが29日公表された。報告書のPDFをダウンロードしたら暫定といえど144ページもある。読む気になるもんか(本職は地図描きだもん)。したに表紙を約めて(つづめて)おきました。


サブタイトルに1998年取得……とあるように、報告書の眼目は同年コクテナ社が食料交換プログラムの検閲契約を結んだ、その調達資料を究明したもの。コクテナ社はアナンの息子、コジョウ・アナンがいたスイスの会社。コジョウは契約成立と同時に退社し、競合企業にうつらないよう去年までコクテナから毎月謝礼を受け取っていた。と、これはすでに知られたことである。問題は父さんの関与があったか?なかったか?。

ヴォルカー委員長は証明できなかった。そうでしょうとも。コネクト社が国連や調査委員会にたいする虚位報告/証言は明できたが、事務総長と食料交換プログラムを結ぶ書類はあらかたシュレッダーにかけられ存在しない。FBR議長(日銀総裁にあたる)であったポール・ヴォルカー氏を任命したのはアナンの独断であり、勘ぐれば本人に難が及ばないように仕組んであったようにおもえる。

●アナン事務総長を叱責するレポート
報告書の厳しい点は、コクテナ社が契約した翌年、99年に報道された疑惑にたいし、アナンが行った調査は不適当、キチンと調査していれば2回めの契約は阻止できたはずだというもの。要するにアナンは息子の言葉を信用して、それでチャラにしたわけだが、この息子を信用した父親像、息子の不正が確定してからは悲しむ父親、子を諌める父親像を物悲しく語る態度が、私に言わせれば「フラチ」なのです。さらにアナンに落ち度はなく辞職する理由がないという弁明は「ゴウマン」。

石油食料交換プログラムでは640億ドルの金が動いた。そのうち2割がフセイン一族と企業や同計画の国連職員のポケットに消えたのである。これが一般企業なら会長以下トップは辞任し,起訴されるところ、国連ではトップノ事務総長が安泰。アナンは加盟国大多数の支援をうけて、米も追求を引っ込めたが、さあアこんどはどうか。みわたせば、米以外にアナンを非難する国は・・ウーン、表立ってありませんな。やはりダメか。

2月の第一次暫定報告ではプログラムを統括する責任者ベンソン・セヴァン(辞職)がやり玉にあげられ、裁判になる。この弁護士費用の一部を国連が出すとアナンが決めたが撤回したのかな。第二次報告ではでは同計画担当国連次長ほか高官数人が名指しされたいる。シュレッダーで書類を処分したライザ(すでに辞任)もそのひとり。 最終報告は8月になるもよう。米上院にいくつか独自の調査委員会があり、どれもヴォルカーよりはるかに厳しい。コジョ・アナンは前妻との息子で現夫人のスウェーデン美人はコフィ・アナンの元秘書。第二次レポートにはK.Annanがサインした書類もある。PDF入用の方は筆者に連絡を。(了)

   



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