安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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■夏休みの写真、ダブリン

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〈 Mon, 12 Jul 2004 〉



30.June ミ 3.July-04 in DUBLIN
ジョイスたちが彷徨したテンプルバー地区。その名もずばり "The Temple Bar" という看板のパブ。
フェニックス公園、ジェームス・ジョイスのダブリナーやユリシスに登場する。当時は牛が草をはんでいた Grazing Yard だったところ。ベンチで横になったダブリンのおばさんはEUになってから物価がとてもあがったという。住み辛くなったかと訊けば、さあ、娘がEU奨学金を貰ったり、いいこともある、ちょっと正確ではないがさもありなん。
ダブリン郊外、車で1時間北にあるるマラハイド城、遺産相続税が払えず、市の管理に委ねた最後のオウナーはタスマニアに引っ越して80いくつかまで長生きしたそうです。現在は観光キャッスル、3時間半のバスツアーが出ている。
フェニックス公園のパビヨンでは白髪オルドのバンドが演奏。写真では見えにくいですがグレン・ミラーなどを軽快やっておりました。
マラハイド城コースの帰りに一回りする半島の付け根にあったパブ。の名前がサミット・イン。頂上らしい丘がある場所でなし、町内会のサミットでしょうかね。
海岸沿いにある瀟洒な住宅街、こういう家が600〜700万円もするとバスの運転手兼ガイド氏はおっしゃるが、安い!EU加盟で物価があがったというが、はて? ベルゲン郊外でこのクラスだと2〜3千万するね。
ダブリン市中を流れる運河リフィー沿いにボード・ウォーク(板敷き散歩道)が設えてある。バスでこの河沿いに2階建てバスの一番前を家内と陣取って風景を漫然と眺める。あそこに黒い大きな水鳥がいるというが、よくわからない。カラスだろう。Kラスジャない。ほんじゃクロカモメかいな……などといい加減なことをしゃべっているうちに電車の駅へついて、バスはここで終点だという。エ、これ橋をわたって河の反対側を戻るんじゃなかった?このまま乗ってれば戻るのかと乗客に訊くと
「一旦降りるとおもうけど」
「降りたここからまた出るの?」
「角を曲がって正面からよ」
するといつのまにか後ろに座っていた若い女性が日本語で「どちらまでいかれるのですか」と、丁寧な言葉遣い。ありゃ、日本人だ。おれたちの馬鹿話みんな通じていたか……

写真がないのですが、一夕、ダブリン交響楽団を聞く。モオツアルトとドヴォルジャックのバイオリンソナタを前から4列目で見つめるように聞けました。ウマイ。すぐおらがベルゲンフィルと比較するんですが、ムラなくノリがいい。指揮者も堅実、ヤッパ一枚上だわとおもいました。
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