安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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私事雑話、 母の異変と当地の救急医療

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〈 Thu, 10 Jun 2004 〉



●夜中に母が異変
一昨日、階下に住む家内の母(93才)から夜中2時半に電話、用事があると階段を上がるのが面倒なので電話する。我々の寝室は3階になるので夜中ならなおさら。何事かと家内が電話をとれば母の声でゼイゼイ途切れ途切れに『息ができない』という。飛んでゆくと金魚のアップアップみたいに玄関のドアをあけてなんとか呼吸していました。顔色はふつう、胸も頭もどこも痛くないというので少し安心、こんなこと本人は経験なかったので取り乱した面もある。
とにかくすぐ救急に電話、5分で救急車がやってきて酸素吸入をしてもらうとたちまちスーっと安心した様子が戻った。やってきた救急隊員二人は医者ではない。が、一応の救急医療処置の訓練を受けているので、血圧をはかり、常備薬をチェックし、薬のラベルを見ただけで何の薬かわかるらしい。容体を携帯でセンターとやり取りし、家内が付き添って病院へ。
さすがプロというか、きびきびと無駄がなく老人への話しかけもうまい。なぜかしかし小生を避けるような態度でおかしいんだな。その理由はあとで気がついた。晩酌の吐息だ。しょうがおまへん。
病院では各部専門医がいろいろチェックし、翌日レントゲンの結果、肺に少し水が溜まっているほか悪い所は見つからない。水出しの飲み薬を処方したしてもらう。母は家にジっとしていられない性格で、前日もまる一日街にでていた。疲れたとおもわれる。
医者は一日気楽に入院していったらと勧めたそうですが、すぐ帰るから迎えに来いと家内に電話するのです。家内は前夜の寝不足もあって、夕食は熱い持ち帰りピツァとビールで簡単にすませたところです。飲酒運転はできない。病院から戻るタクシー代は福祉課で払ってくれるのに……ンもう。ということで無料タクシーでご帰還。集まった親戚数人が迎えて、メデタシメデタシ。
●旅行中止と格安切符の払い戻し
今週金曜日から、家内が母を連れて一週間ロンドンに行く事になっていたが、どうしようか、医者は止めはしない、母も大丈夫というが、旅行中に病気になると何倍も気苦労がいるので大事を取ってキャンセルすることになった。オレせっかく一週間羽をのばせるとおもっていたのに……大部分は冗談です。
キャンセルにともなう飛行機のチケットであるが、格安の切符は払い戻しができない。先日はロンドンの息子が週末、こちらにくるのに空港の窓口でパスポートを忘れたことに気がつき、その格安切符はパー。パスポートを取りに家に戻って正規の料金を払って遅れてきた。格安切符は変更でいないリスクがある。
ところがである。航空会社は払い戻しや便替えをしてくれないが、旅行保険が有効な場合がある。それによると二人の旅行で一方が急病で出発できないケースでは、一人分だけ保険で支払ってくれるという。これが3人旅行ならダメ。残りの二人で行けるという理由だそうです。家内はこういう事になるととても熱中する。医者に同伴者の母が急病になった証明書を書いてもらってOK、得々としております。(了)



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