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小6女子の同級生カキ首事件
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〈 Fri, 04 Jun 2004 〉
この子に腕力があれば Beheadingしただろう。イスラム原理主義のように…
というようなあらぬ方へ思ってしまうわたしが、児童犯罪をコメントすればボタンの掛け違いになる。それを承知でひとこと。 |
●外見が最大の関心事
自分の外見、特に体重を気にする子供の問題が取りざたされて久しいが、いっこうに改善されないようだ。うちの伴侶は病院に入院している児童の先生をしているので、耳にするところでは、死を前に美しく覚悟している子や、大げさに痛がる子、多種多様な入院児童のなかでいちばん多いのが拒食症の子である。体重を気にするあまり生理的に食べられなくなり、無理に食べると吐いてしまう。こういうやせ細った子はなにか併発すると風邪ぐらいで息を引き取るそうです。 |
デブを意味するようなことを言われた子は、かねて自覚しているため自己嫌悪におちこむ。ツライのだ。伴侶のトシでもそうだ。わたしの頃はそれで大事にいたらなかったが、いまは病気になる子のなんと多いことか。極端な反応は内に向かうと拒食症で自死、外に向かうと他殺。
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●孤児と弧親が暮らす家
ネット上での中傷は、こりゃもう防ぎようがないんで手を引くに限る。それを大人が教えてあげれば一件落着疑いなしです。ネットのマナーと中傷にかぎらず、もろもろの悩み事を話し合う相手がいない環境が寒々しい。まず、家庭。同じ屋根の下で生活していれば、ちょっとした素振りで心が見える。親子は互いに見ないふり、見せないふりをしながらチャンとわかるのである。キズを開くような説教や言い争いをしなくてもできるはずだ。各家庭それぞれのやり方があろう。 |
ところが、親子の会話が皆無という家族、おのおの自分の穴の中で暮らしている家が実際にある。もう一つは、我が子を社会に対して猛烈に防御する親のいる家庭。児童犯罪に共通するのは上記どちらかの家庭背景がある。どちらも無責任で利己的な性格を助長する環境だ。
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犯行にいたった少女の心理分析を必要なことといえ、いくら詳しく調べても、また殺害計画とその進行を吟味しても、再発防止には屁のつっぱりにもならん。それでも教育委員会はなんらかのネット使用上のあれこれ注意や教育措置を作るでしょう。それが仕事だから。しかし、教師、同級生がいくら上等でもそれだけで子供は育たない。どうしても大人である親の問題に帰趨する。
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日本の子供は刃物を使う。アメリカのような銃社会でなくてよかった。あちらでは乱射ですからね。蛮刀で虐殺にはたらくアフリカの少年兵は殆どが実際の孤児である。南米にはストリートチルドレンが多い。お父さん、お母さん家庭内孤児をつくらないで!(了)
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