安達正興のハード@コラム

Masaoki Adachi/安達正興


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Georgia on my mind ほか
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〈 Thu, 28 Feb 2002 〉

○ 小泉デフレ対策
日本経済の行く末は?何が出るか、めずらしく世界が注目していた。予定どおり、グリーンスパンFBR議長証言とペアで国際的なニュースになりました。ふたをあければレポーターはおざなりの報告、視聴者ガッカリ。
政府は何を行い何を行わないのか、さっぱりわかりません。これから実行する具体的な対策がな〜もないよ。ザっと読んだところでは、なにもかも先行き様子を見ながら微調整します・・銀行を守る姿勢が読み取れました。小泉、速水、柳沢、竹中さん、かわりばえしない官僚任せの対策案じゃなくて、大ナタですよ!大手術ですよ!絆創膏ばかり集めておかしくない?
○ 戸塚宏6年の実刑が確定。
甘い。戸塚ヨットスクールは全体主義恐慌政治である。体罰・暴行で命令服従を強制する恐怖の封鎖社会だ。けが、病気、死亡者が当然予想される組織ををナリワイにしていた張本人が、日本の判事は人権・教育がわかっていないだって? じゃあ戸塚被告よ、国際司法裁判所に提訴する勇気はあるか。ハーグは6年ですまない。
○ ♪ Georgia on my mind ♪
グルジア(Georgia)へアメリカが数百人の部隊を派遣する準備を進めている。ここにもアルカイダの細胞がいるとか、ウーンにわかには信じがたい。派遣米軍の役割は、テロといかに戦うか、グルジア軍を指導・訓練し、ノウハウを教えること。グルジアでテロリストの掃討にあたるわけではなく、フィリピンに駐留している米軍と同じようにアドバイザーとしての任務である。軍事合同演習は行わない。
シェヴァナジエ大統領はソヴィエト外相だったころからアメリカには好ましい人物だ。またロシアよりアメリカと軍事提携する意向を明らかにしている。当然プーチン、イワノフと仲が悪い。ロシアは頭の痛いチェチェン独立ゲリラがグルジアに逃げ込むのでいつまでたっても解決できない。

(管理人 注・ジャズのスタンダード「わが心のジョージア」にかけたシャレ)

昨年アメリカの先遣隊がグルジア軍の視察と評価をすませ、すでにアメリカのイロコイ・戦闘ヘリコプター10台がグルジア軍に配置された。そこへ米軍数百人が、もとソ連邦のグルジア共和国へやって来るかもしれない。ラムズフェルド国防長官が記者会見で「グルジア軍が強くなるのはロシアにとってもいいことだ」。プーチンさん怒りますよね。「テロと戦うための訓練」という正義の旗印があるため、いまのところ正面きっての非難は控えているものの、現実になれば米ロ関係はギクシャクするだろう。
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Pnorama Box制作委員会

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