安達正興のハード@コラム

Masaoki Adachi/安達正興


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ブッシュ、お礼まいりと東京の休日

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〈 Tue, 19 Feb 2002 〉

9.11のために延期された日韓中訪問がやっと実現。日韓中6日ツアーの半分を日本に滞在して、日米重視を印象づけ、東京の休日を楽しむ。韓国と中国は厳しくて休日になりません。日本が示した期待以上のテロ支援に感謝、訪日の目的は「お礼まいり」です。だから明治神宮に参拝するんだ。好奇心じゃないの。本気で日本国に謝意を表したいわけ。小泉さんには最高の賛辞と支援を惜しまない。東アジアで日本さえしっかり味方になってくれれば地球人口の3分の2を占めるアジア人の住む全域にアメリカは自信を持ってとりくめます。
用事はしたがって、こまめに出かけて「お礼まいり」。それから、まだ落としまえのついてないイラクをやっつけるとしたら、「Junはどうかな、バックアップできるかい?」その辺をできたら打診したいところ。日本経済の舵取りをアメリカが、細かいところまで指示してアアせいコウせいの時代は過ぎた。
不良債券処理が遅々と進まないので注文はつけるが、これは外から見ればどうしたってイライラするもんです。よその国の出来事は単純に結論だしてしまう傾向ありますからね。日本人もブッシュさんを単純に考えて、アメリカは戦争が好きですからね〜。これ、アメリカ人怒るよ。バブル後10年もたつのにワイドショーばっかり夢中になって、なんてね。だが、現在の緊密な日米関係からいえば決して圧力で成立する構造ではない。日本を信頼のパートナーとして、しかも長期的に不動に付き合って行きたい願いがアメリカにある。ショ−・ザ・フラッグは助言であって、実情はいまだ外圧が追い風になるわが政治風土がこれ幸いと圧力にさせていただいたのである。
このアメリカ側からこのデフレで先が見えない日本にいつから秋波を送るようになったのか。ビンラディン+タリバン攻撃後方支援に自衛隊をインド洋に派遣した時からである。これが日本の国際的地位を飛躍的に押し上げた。眠りから覚めた獅子のように。近隣諸国が定期的に日本に脅しをかけ、好き放題非難していたのが急に弱まった。不審船事件で受けた非難は形式的にすぎなかった。なぜか、日米が軍事行動を共にする可能性が新しい要素に加わった以上、うかつなことは口に出来なくなったからです。この事実を日本人はまるで気が付いていない。
日本こそは環太平洋地域における平和と繁栄の基盤岩である。
(Japan is the bedrock for peace and prosperity in the Pacific)日本経済が立ち直れば、世界をリードする正真正銘の大国として、それにみあった発言力を得、かつ意見を求められるだろう。傲慢にならなければです・・
ブッシュさんがDeflationをDevaluationといい間違えたため、円が一時下がった。単語の間違いや、口がすべるのが比較的多い大統領だ。タリフとバリアーを「テリアーとバリフ」terriers and barriffs [tariffs and barriers] だとか。他にもいろいろある。笑ってすませましょう。

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Pnorama Box制作委員会

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