安達正興のハード@コラム

Masaoki Adachi/安達正興


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シャロンとブッシュの会談を予想する、ほか

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〈 Thu, 07 Feb 2002 〉

○ 6日、英国のエリザベス女王は在位50年を迎えられました。
半世紀も女王陛下をつとめられ、チャーチル氏からブレア氏まで歴代10人の首相を助けてきた。その間、支持率70パーセント以上を維持・・・どっしりと重みがある存在。誰も頭があがらないわ。エリザベス女王の後継者は、シンドイ・・と思うでしょう。それがシンドイと感じない調子のよいプリンス・プリンセスばかりでしてね、困ります。ヨーロッパ王室は次の世代ににガラリと様変わりしますよ。筆者は王制を廃止する国が現われる、と世の良識に信をおく。待ち望んでいる。
○ 本日7日は[北方領土の日]
>>1981(昭和56)年1月6日の閣議了解により,毎年2月7日を「北方領土の日」とし,北方4島の返還運動をいっそう強力に推進していくこととなった。2月7日は,1855(安政1)年のこの日,下田で日露通好(和親)条約が調印され,北方4島が国際的にわが国固有の領土として確認された。<<
ま、あちらには別の言い分があるだろう。
シラケずこちらの言い分を露(あらわ)にして、熊の毛を逆なでするもよし。
○ 本日7日にアリエル・シャロンがホワイトハウスでブッシュと会談。
あの「悪の枢軸」に唯一全面支持をうちだしたイスラエルのシャロンと、ヒソヒソ何をか相照らす。みなさまアテンション・プリーズ。戦車に包囲されて身動きとれないアラファトが、ニューヨークタイムスに発表した署名いり記事(切り札と本人は考えたはず)はブッシュアメリカに「アクションだよ、行動で示せ!」と一蹴された。でも、この「パレスチナの平和ヴィジョン」と題するア ピールを読みますとね、ヨロメキかねない。正義のレトリック、危ない危ない。
これまでのところシャロンが期待したようにアラファトに代わるリーダーが現われなかった。EU各国はこの数日ブッシュに理解を示しながらも「アラファトはパレスチナ人に選ばれた正統なリーダー、交渉はあくまでアラファトと行え」とアメリカを牽制。ブッシュさんは現状でアラファトに手を貸す意志はない。手詰まり状態だ。この会談を予想すると:
1) 目新しい和平の打開策を提唱 (まだその雰囲気ではない)
2) アラファト潰しの強行路線でイスラエルを全面支持 (パウエルが阻止する)
3) テロ組織を壊滅するよう従来のアラファト非難のみ(最もありうる)
わたしの予想はたいていピントはずれにおわります。ご了解たまわります。

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Pnorama Box制作委員会

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