安達正興no高見の見物 なんじゃこら!(コラム)

Masaoki Adachi/安達正興


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長寿と自殺と少子化と

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〈 Mon, 04 Feb 2002 〉

世界最高齢の男性は福岡県に住む中願寺雄吉 さん112歳。肉が好物で毎日、牛乳をのむという。バッテン雪印は長寿に貢献したトヨ?
長寿日本一の女性は鹿児島市の、本郷かまと さん114歳。なんと威風堂々としたお名前であることよのう。
百歳以上のお年寄りは1万5000人を突破。東京オリンピックの年から100倍に、特に10年前からはU字型にに急上昇している。男女の内わけをみると慶んでばかりはおられません。男2500人、女1万3000人、5.4倍の大差は何が原因か。男は女の5倍、身を擦り潰し骨を粉にして馬車馬のごとく・・そうでもなさそうだが、はて、まあいいや。
男女の機会均等、雇用均等、女性参画社会を促進して女性もストレスを知れ! 男は職場にコワイ年上女が介在するため、セクハラが減るはずだ。
一般的に女性の能力はなんら男性に劣らない。学校の成績では女性のほうがデキた。人的資源の半分は女性である。どの国と名指ししませんが、女性の能力を用いない国は発展しない。
長寿からけっこうな女性解放論になったでしょう。オジイサンとオバアさんがそろってベンチに座る老後を望みたいですから。
つぎは自殺ですが、世界的に急増していて、さらに上昇するとWHOが警告している。日本では男が死ぬ。リストラ、失業、上下から罵倒される中間管理層にあたる40〜50代の男性があぶない。くわえて最近はキマジメな経営トップ、元日銀理事・日債銀頭取やエンロン重役などが自殺した。企業の倒産件数は、経営者の自殺率と手をたずさえて増減する。
ところが日本における長寿と自殺はふつうなら逆の関係、つまりハッピーな長寿国になるにつれ、不幸な自殺は減少するX型相関曲線になるとおもいきや、これが並行して上昇する。ほかならぬ社会がイビツで方向性をうしなったから、社会に狂いが生じている証左ではないだろうか。
東アジアでは若年層15〜30歳の自殺が増えている。受験のストレス、経済停滞で働き口のない絶望感が主な原因。それなら今後も改善の余地はなさそうだ。まだまだ増える深刻な問題だ。
自衛策としてメキシコ人をみならおう。世界で最も自殺率が低いのはメキシコである。あの国の平均寿命が低いのは、医療制度の不備だろう。要するに我々は陽気で楽天的に、少しイイ加減に生きればよいわけだ。
おしまいに少子化、または出生率が、現時点で1.3ぐらいか。母は5.0で子育て期には洗濯機も冷蔵庫もなかった−余談でした。老齢化社会は地球の自転とともに着実に近づいている。
平均寿命が男性81歳、女性90歳、おそらく世界1、2だろう。今日の児童が成人すれば二人でひとりの老人を養わなければならない。サーたいへん。それでは、おあとがよろしいようで。

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Pnorama Box制作委員会

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