我がニッポン日本・高見の見物(コラム)

Masaoki Adachi/安達正興

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◆中国と支那の呼称
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〈Sat, 12 Jan 2002 〉

中国を支那と言っては差別用語でイケナイ と聞いたもんで反論だ。
中国人がシナ人呼んでもらいたくないというんなら、もちろんこだわりませんよ。あえて波風たてることはない。ただね、日本人だけにさような要求をするとは、同じ漢字圏といえこれも差別待遇だよな。それを説明する。
チナが西に伝わりキナとかヒナに、日本には漢字のまま入ってシナと読んだ。英語でもChinaをチナと読むのが正しかったが表記からすぐに[i]をアイと読むのでチャイナになったまでのこと。茶(チェ)が西方に持ち込まれテーやティーと呼ばれた。一方、日本には漢字のまま入ってきたのでチャになった。
ニッポンがニーパン、ジパング、ヤーパン、ジャパン等々その国の音に合わせて呼ばれている。中国なんか世界の国名・地名を漢字で記すので、なかには面妖な意味になるものもあるよ。世界中で支那語源によるチャイナは通じるがツォンゴーが通じる国はいったいどこですかな。
わたしは「中華人民共和国」からくる「中国」という思い上がった新語より、支那のほうがよほど美しいと思っている。差別なんぞ微塵もない言葉だ。差別用語などと決め付けるのは毛沢東さんの悪いおきみやげ。
東シナ海は他に呼びようがない。「支那の夜」はやはり支那服の麗人がで ♪シ〜ィナのよ〜る〜♪ と唄ってこそおもむきがある。

Pnorama Box制作委員会

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